固めてそのまま出したり、マッシュにしてジュレ状ソースにも!
作り方
1
トマトは皮と種をとり、ミキサーにかける。必ず完熟トマトを使用すること。味を見て「今イチ?」のときはほんの少量砂糖を加える。レモン汁をほんの少し加える。
2
介護食用ウルトラ寒天は少量の水分(トマト自体の水分が望ましい)でしっかりふやかす。
3
「1」のトマト果汁に「2」を入れ、あくをとりながら沸騰しない程度に加熱する。(80℃以上)
4
型に入れる。冷めていく過程で適度にかき混ぜる(このひと手間で、介護食用ウルトラ寒天とトマト固形分が分離して固まってしまう事が防げる)
ワンポイントアドバイス
固めたものを切ってそのまま提供するだけでなく、マッシャーで粗く崩したり、ミキサーにかけてソースにすると目先と色彩が変化してとてもきれいです。
和の食事にとても合い、とくに醤油との相性は抜群です。その場合はトマト果汁の中に入れるのではなく、ソースとして醤油を使います。味のコントラストがはっきりします。
レシピ概要説明
介護食用ウルトラ寒天を使った「トマトの形態食」は東京都立志村学園の栄養士の先生が考案した「食物形態別調理食(形態食)」です。
「形態食」とは学校給食での嚥下調整食の事を言い、飲み込むことが困難な特別支援学校に通う子供たちの給食で提供されています。
伊那食品工業では100種類以上の寒天を製造しておりますが、「ウルトラ寒天」は最も柔らかく固まりソフトな食感が特長で、常温でも崩れず素材の味を素直に表現します。